自動車の所有者の承諾なく運転した場合の事故について


自動車保険には、相手への補償と自身への補償があります。そして自身への補償の中に「人身傷害補償保険」があります。
人身傷害補償保険は、契約車の搭乗者が運転中に事故に遭った場合、(自身または家族が)ほかの車に搭乗中に事故に遭った場合・歩行または自転車を運転中に、車との接触事故に遭った場合・犯罪の被害に遭った場合などに、過失割合にかかわらず損害基準に基づいて算出された額が補償される新しい保険です。
これまでの保険は、事故でケガや死亡したときでも、所有者(被害者)側に過失が認められた場合には、被害者側の過失部分を、加害者側が負担する損害賠償額から差し引かれて保険金が支払われていました。
しかし、この人身傷害補償保険に加入していれば、事故相手との示談交渉をする必要も無く、損害補償の全額を受け取ることができるのです。
ただし、人身傷害補償保険でも保険金が支払われない場合があります。それは被保険者による、「故意または重大な過失」、「無免許運転・酒気帯び運転・麻薬などの薬物使用中の運転」、「車の所有者の承諾無しに無断で運転した場合」、「戦争や暴動・内乱などの社会的闘争による損害」、「地震・津波などの自然災害」などによる障害には保険金は支払われません。

逃走行為、自殺行為、犯罪行為により起きた事故について


人を轢いて逃走して自殺を試みても犯罪です。この世から消えた人に責任は追求できませんが、まったく関係のない家族または親類に責任がいきます。自殺した人は楽になるかもしれませんが、残された遺族はたまったもんじゃありません。
事件の内容にもよりますが、新聞やTVのマスコミから追っかけられ近所からは白い目で見られ、しまいには今まで住んでいた慣れ親しんだ家をも出ていかなければないらない状況まで追い込まれてしまうケースは決して珍しくはありません。
人を轢いてしまいパニックになり衝動的に逃げてしまう可能性は十分あります。しかし、人を轢いてしまったからといって自分の人生が破滅するようなことはありませんので安心してください。もちろん責任は償わなければなりませんが、自分の命を代償に償っても何の解決にもならないんです。
法律に乗取りきちんと償っていけば現状の生活環境が崩れることはないですし、もし崩れたとしてもいつかは元の生活環境に戻れます。ご自身の誠意と反省で過失があったとしても被害者も人間ですからわかってくれます。
もし、人を轢いてしまってその場から逃げてしまったとしても無責任な方法で償おうとしないでください。被害者はもちろんのこと、ご自身の信頼する人が苦しむことになります。

故意や重大な過失による事故で生じた障害や死亡の扱い


車は私たちの生活には欠かすことができない道具となっています。しかしながら車の使用に関して十分に注意していないなら人に怪我を負わせたり、人の命を奪ったり、他人の大切なもの壊してしまうことになります。もしそのような状況になってしまったなら多くの罰則を受けることになります。それは刑事上の責任として、懲役や禁固や罰金が科せられます。また行政上の責任として免許の取消や停止といった罰が与えられます。また民事上の責任があります。それは相手に与えてしまった痛手を金銭で量りその償いをそれに対応する金額の支払いによって賠償しなければならないという責任です。この賠償金額は些細なものから大きな金額に至るものまで様々です。ですから、車を使用するなら自動車の任意保険に加入していることは大切なことです。
もし仮に故意にあるいは重大な過失によって事故をおこし、それによって様々な障害を起こしたり、相手を死亡させてしまったなら、その時には人身傷害補償保険では決して補償されないということをしっかりと覚えておく必要があります。保険に加入していたなら、どんな事故をおこしても問題はないという考えは間違っています。保険では補償されないケースについても知っておき、いつも安全を心がけることが車の運転には重要です。

補償されないとき


人身傷害補償保険は、主に保険を契約している側に発生した人身上の損害をカバーするための保険であり、万が一事故によってケガや死亡などの損害をこうむった場合には、原則としてその実費に相当する金額が保険金として支払われることになっています。
しかしながら、例外的に保険金が支払われないケースというものも存在し、これらは保険約款の上では「免責事故」と呼ばれています。例えば、故意または重大な過失による事故や、犯罪行為によって生じた損害です。保険金詐欺目的でわざと事故を起こした場合や、無免許運転や酒気帯び、薬物使用による異常な精神状態のもとで運転した場合などがこれに該当します。自殺やケンカを原因としている場合、他人の自動車を正当な許可を得ないで運転中に事故を起こした場合なども同様です。地震や噴火、津波などの自然災害、放射能汚染、その他戦争や反乱・暴動などが原因となっているものも、保険金支払いの対象外となっています。
また、保険の契約にあたっては、契約者の年齢・収入や扶養家族の人数などに基づいて、あらかじめ保険金額と呼ばれるものを設定しているため、実際の損害額が保険金額を超えてしまった場合には、その超えた部分については支払われません。

単独事故の場合


自動車を所有していると、強制加入の自賠責保険のほかに、任意加入の自動車保険があります。
 任意加入の自動車保険は、車種、運転者の年齢、走行距離などの様々の条件で保険料が異なるほか、補償の内容を細かく調整することで保険料の負担金額が変わります。

 自分で運転していてガードレールなどにぶつかってしまった場合のほか、交通事故でも当て逃げ東で相手が特定できない場合も、補償の請求のうえでは単独事故として取り扱います。
 この場合の修理をカバーする保険を車両保険といいますが、一般的に単独での事故はいわゆる”交通事故”よりも発生確率が高いため、車両保険を付けると保険料は高くなります。
 
 一方、事故の相手がいる、いわゆる”交通事故”の場合にだけ備える補償内容だと保険料は抑えることができますが、自分で車庫入れに失敗した場合や、当て逃げで使えないのは心配です。
 保険料の金額と保証の内容のバランスを取りたい場合、車両保険に免責金額を設定する方法もあります。
 面積とは、保険を使う際に、あらかじめ決めた免責金額だけは自己負担し、残りを保険で払ってもらう方法で、保険料を抑えることができます。自損や当て逃げで、修理代が高い時にだけ使うつもりで、車両保険に免責金額を設定すれば安心です。

補償は設定額の範囲内で損害額を全額補償!


自動車運転をする場合、保険加入をします。
まず一つは、自賠責保険です。
自賠責保険は強制保険とも言われ、車両1台に必ず加入が義務付けられており、当該車両の所有者及び使用者に加入が義務となります。
一方で、自動車運転をする人の多くは加入が任意である民間の保険会社による任意保険の加入も必然化しており、運転者の9割以上がこの保険に加入しています。
任意保険では、対人・対物の補償額設定が高く、対人無制限、対物2000万円から3000万円という内容が多いでしょう。
搭乗者の障害や自分の車両の損傷にも保険が適用でき、車両保険に加入することで自身の車や搭乗者を守る範囲が広がります。
契約内容や金額などはプラン変更が可能で、自由にカスタマイズできます。
基本的には設定額の範囲内で損害額は全額補償されますが、飲酒運転の場合に限り、運転者が事故によってケガをしたり、命を落としたりしても、搭乗者傷害保険や車両保険も適用できません。
そもそも、飲酒して運転することが法を犯しているからです。
ただ、保険本来の概念である被害者救済により、被害者側の賠償に対しては飲酒運転であったにしても任意保険の対人・対物賠償責任保険については、被害者に対する保険金のみが支払われます。

相手に支払い能力がない場合の補償


交通事故を起こした加害者が無保険で賠償金を支払い能力がない場合はどうしたらいいのでしょうか。保険に入っていないため、事故の被害の割合が10:0だと被害者側の保険会社は交渉してくれない場合があり、交渉相手は加害者本人です。最悪な場合、賠償金払ったという電話を最後に行方知らずになってしまい、被害者側が泣き寝入りしてしまうこともあります。それでは被害者が救われません。では、加害者に賠償能力ない場合の補償はどうなるのかというと、被害者側の自動車保険に無保険車傷害補償です。無保険車傷害補償は対人賠償保険に特約料として保険料の上乗せした金額を払わなくても自動的に上乗せされる仕組みで、保険料がそのままで補償がつくということになります。支払い限度額は対人賠償と同額です。無制限の場合は2億円の補償がされます。ただし、支払い条件として、死亡、または後遺障害が生じる損害の事態にだけ限定され、後遺障害が残らない怪我だと適応されず、保険金が支払われません。こういう場合は人身傷害特約を付けることで補償されます。この無保険車傷害補償は、ひき逃げ事故とか無保険車両との事故にはとても効果的です。自動車保険の補償には補償される条件が異なるのでよく内容を確認しておくことが重要になります。

自分の過失分も含めて補償


自動車を持っていると、自賠責保険は加入義務があり、強制保険とも言われます。
 自賠責は、主に交通事故の被害者の救済を目的としており、かつ法令で求められる最低限度の補償なので、それをもって十分とは言えません。

 そのため、交通事故が起きてしまったときの、自賠責でカバーしきれない相手の補償や、運転者自身の進退と自動車の備えには任意保険の加入が必要です。
 任意保険の補償は、三つの基本補償といわれています。
一つ目は賠償に対する補償=賠償責任保険、次に自分や家族など、同乗者の補償=傷害保険、そして車の補償を目的とする車両保険です。
 事故が起きてしまった場合、事故の原因に至る過失の割合に応じて、過失相殺が行われますが、三つの補償のうち、傷害保険については、人身傷害保険があれば、過失分の相殺を行わずに全額が補償されます。
 
 車両や賠償責任の補償に比べても、人身の被害は治療が長引くこともあったり、金額が予想しにくいうえ、時には思いもかけない高額になります。
 飲酒や酒気帯び・無免許での運転など、法令違反の場合は補償に対象になりませんが、運転操作などの過失の有無については関係なく補償されるので、ぜひ備えておきたい補償です。

事故でケガや死亡した場合の損害額を補償してくれる


自動車保険のなかでも人身傷害補償保険と呼ばれるタイプのものは、主に保険を契約している本人や家族について、事故によりケガや死亡といった人身にかかわる損害が発生した際の補償を手厚く行う保険です。
この保険は、契約中の自動車に搭乗中の事故であれば、本人や家族以外にも、搭乗していた人全員が保険金支払いの対象となります。本人や家族については、他人の自動車に搭乗していた場合や、歩行中に他人の自動車と接触した場合までもが対象に含まれることから、他の保険にはない、その対象範囲の幅広さが特徴となっています。
この保険は、損害額の実費相当が目安となっていますので、ケガによる治療費や精神的損害、後遺障害がある場合の将来にわたっての介護料、死亡の場合の逸失利益なども、原則として契約の際の保険金額の範囲内であれば全額が保険金として支払われます。
この保険に類似のものとして搭乗者傷害保険というものがあり、主に契約中の自動車に搭乗中の人についての人身上の損害が対象となっているものですが、被害の程度にあわせた定額払い方式で、支払いまでに要する日数が比較的短期間であることから、この保険と組み合わせて契約するケースが多いようです。